Chesarプラットフォーム： 運用開始は2024年4月下旬を予定
Date: 10 July, 2023
ECHAは2021年以降、化学物質安全性評価のためのアプリケーションであるChesar(1) と、殺生物剤と化学物質の環境暴露とリスク評価（ただしそれだけではありません）に広く使用されている専用ツールであるEUSES(2) を組み合わせた、共通の化学物質リスク評価プラットフォームの構築に取り組んでいます。
Chesarプラットフォームプロジェクトにより、ECHAは、暴露評価ツールを組み込んだ体系的な評価ワークフローに基づいて、IUCLIDに互換性のある調和のとれた報告書フォーマットを確立することを目指しています。
ECHAは、化学物質のリスク評価に関わるすべてのステークホルダーのニーズと関心を集約するため、当局、業界団体、企業、コンサルタントで構成されるトピック専門家グループ（TEG）を発足させました。TEGのメンバーは、議論に参加し、提案されたツールの特徴についてフィードバックを提供し、新しいプラットフォームの使いやすさを向上させ、その欠点や起こりうる問題を検出するためのテストセッションに積極的に参加しています。
数ヶ月の準備期間を経て、ECHAは2023年秋にChesarプラットフォームの「Alpha：アルファ」バージョンを導入する計画を発表しました。その後、ワークステーションおよびクラウド・ソリューションとして2024年4月下旬に最初のバージョンが稼動するまでに、綿密なテストとユーザーの経験に基づく改良が計画されています。
SCCは、Chesarプラットフォームのステークホルダーコミュニティの一員として、化学物質と殺生物剤のリスク評価のための調和された効率的なフォーマットの確立に貢献しており、参加できたことを光栄に思います。
SCCは、引き続きChesarプラットフォームの最新情報をお届けします。
- CHESAR = CHEmical Safety Assessment and Reporting tool↑
- EUSES = European Union System for the Evaluation of Substances↑
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