European Union

農薬

数十年にわたり、EU当局はEU市場で使用される有効成分、植物保護製品の承認、認可手続きについて、Annex (附属書)Ⅰへの収載、再評価、製剤のゾーン登録制度、委員会規則 No.283/2013及び委員会規則 No.284/2013に定められた新しいデータ要求や内分泌かく乱作用に関する問題など数多くの大きな変更を行ってきました。理事会規則 (EC) No.1107/2009の枠組みのもと、法律とガイダンスが複雑に交錯しています。

バイオラショナル

バイオラショナルは環境負荷が低いことを特徴とする生物農薬、バイオスティミュラント、植物補助剤などの膨大かつ多様な成分や製品のグループです。バイオラショナルは一般的には生物由来、また合成の場合は天然由来の成分と構造的・機能的に類似しています。

総合的害虫管理(IPM)、農場から食卓まで(Farm to Fork)、生物多様性戦略、そしてEUのグリーンディール構想に関する最近の大きな動きは、農業、規制、技術、科学に関する詳しい知識を持つことが業界にとっていかに重要であるかを明らかにしています。

バイオスティミュラント・肥料

CEマーク製品に関する欧州肥料規則 (EC) No.2019/1009が2022年6月16日から施行されます。この規則はPFCにより分類される有機肥料、有機ミネラル肥料、無機肥料、石灰剤、土壌改良剤、栽培用培地、消化・脱窒・ウレアーゼ阻害剤、肥料混合物、バイオスティミュラント等のすべてのカテゴリーの製品について適用されます。EUの肥料製品は、農作物に対する効果を保証する科学的根拠を示すなどして、十分な効果がある場合にのみ上市することができます。

EU基準に適合した製品に加えて、今後もEU基準に適合していない製品の各国での登録・販売も可能です。

当社のサービス

30年以上にわたり当社はお客様に規制に関する以下のようなアドバイス、サービスを提供してきました。

  • お客様のニーズに合わせた効率的な登録・コンプライアンス戦略の策定

  • 他の地域で認可された登録データ読替えの可能性の検討を含む、データ・ギャップ分析

  • 申請・登録に必要な各種試験の実施、モニタリング

  • 環境動態・モデリング、ヒトや生態系に対するリスク評価

  • 登録に必要なドシエの作成と関連省庁への提出

  • インポートトレランス申請、MRL設定に関する対応

EUの農薬市場の規制動向についてより詳しくお知りになりたい方は、SCC本社のウェブサイト をご覧いただくか、直接お問い合わせください。